固定資産の使用場所を変更したときの会計処理

パソコンなど、持ち運びができる固定資産は、従業員の異動により使用場所が変わることがあると思います。今回は固定資産が属する拠点区分、及び事業区分が異動になったときの会計処理をご説明します。 

移動元の事業区分又は拠点区分では、固定資産が減少すると同時に「事業区分間固定資産移管費用」又は「拠点区分間固定資産移管費用」を計上します。 

対して移動先の事業区分又は拠点区分では、固定資産の増加と同時に、「事業区分間固定資産移管収益」又は「拠点区分間固定資産移管収益」を計上します。なおこれらの収益・費用は、法人内の内部取引として相殺消去する必要があります。 

固定資産の使用場所が変わった際は、上記の会計処理を忘れないようにしましょう。 

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