今回は混同しやすい勘定科目である、業務委託費と手数料についてご説明します。
業務委託費とは、施設の業務を外部に委託するための費用です。寝具のクリーニングや清掃業務の委託、会計士へ支払う顧問料、司法書士へ支払う手数料などが該当します。ただし保守料に該当するものを除きます。
そして手数料は、役務提供にかかる費用のうち、業務委託費以外のものを指します。銀行の振込手数料や、証明書発行手数料、水質検査の委託料などが当てはまります。
判断基準としては、業務委託費は本来施設で行うことができる業務を外部に委託する際の費用です。一方手数料は、法人では行えない、行政等しか提供できない役務、または専門的な知識・技術が必要な役務に対する費用です。
単純に費用(支出)の名前からは判断できないため注意が必要ですね。