広告料の支出

こんにちは!
非営利法人を専門とする会計事務所、アダムズグループの藤井です。

今回は広告料の支出に関するお話です。

社会福祉法人では、利用者を募集するための広告料のほかに、従業員を採用するための求人広告料の支払いもあるかと思います。

利用者を募集するための広告料は、「事務費・広報費支出」の科目で処理します。

これは、施設及び事業所の広告料、パンフレット・機関誌・広報誌作成などの印刷製本費等に要する支出は、「事務費・広報費支出」として処理することが「社会福祉法人会計基準の制定に伴う会計処理等に関する運用上の留意事項」別添3「勘定科目説明」に記載されているためです。

一方、従業員を採用するための広告料は、「事務費・業務委託費支出」か「事務費・手数料支出」の科目で処理することが考えられます。
本来法人で行える業務を外部に委託した場合は「業務委託費支出」となり、専門的な知識や技術を要するために法人では行う事が困難な役務に対する費用は「手数料支出」とすることが「社会福祉法人会計基準の制定に伴う会計処理等に関する運用上の留意事項」別添3「勘定科目説明」に定められています。

このように同じ広告料であっても、社会福祉法人会計では使用する科目が異なる可能性があるため、会計業務を行う方は留意が必要となります。


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